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原宿で大人気のセーラームーンとそこから考えたヒットするトレンドの法則。



今週金曜日に行うシニアマーケットのセミナーの準備で

最近おじいさんの写真を山ほど見ている山田です。

こんにちは。





先週金曜日に原宿にリサーチに行った時、

ラフォーレ原宿の横にある

ティーンズに人気のショップ、スピンズの店頭を見て驚きました。





セーラームーン特設コーナー!





Tシャツなどのウェアだけでなく、

ネイルやフィギュアなども並べられています。

セーラームーンが大ブームだったのは90年代前半から中盤。

私にとっては当時幼かった私の妹がアニメを観るのに付き合って

(というのは口実で実は私も結構楽しんでましたw)

観ていた思い出深い作品です。

最近はピーチジョンとのコラボ下着が話題になるなど

::: PJ|ピーチ・ジョン :: 商品一覧 セーラームーンコラボアイテム :::

再評価がされています。

'90sリバイバルの一環かな、と思っていたら

どうやら20周年で盛り上がっているようです。

美少女戦士セーラームーン20周年プロジェクト公式サイト



そしてセーラームーンの隣には





魔法の天使クリィミーマミ!

私はこの作品を観た事はないのですが、

ある意味思い出深い作品です。

今の会社で働き出したある日、

先輩(男)がこのTシャツを着て出社して来たのです。


画像引用元:http://asianbeat.com/ja/feature/issue_fashion/quolomo/more-8.html
(このブランドのクリィミーマミTは何種類かあるのでもしかしたら別のかも)

衝撃でしたね。

今調べてみると、このQUOLOMOというブランドが

クリィミーマミのTシャツを発売したのが2008年。

ブランドファッション通信: QUOLOMOに、ついにクリィミーマミTシャツ登場

その少し前からクリィミーマミが渋谷で流行っているというエントリがあります。

ブランドファッション通信: 渋谷でクリィミーマミが少し流行っているらしい

渋谷でひそかに、クリィミーマミが増殖中 | レビログ( ぼくがかんがえる さいきょう・・・ってなに?)

そうか、当時は流行の発信源は渋谷だったんだな、

という感慨深いものもありますが、

それよりも気になったのはその時期です。

かなりのオシャレさん、つまり

イノベーター層がクリィミーマミに注目し始めたのは2008年

そして先週私が目にしたように、

原宿のティーンズ向けショップで

大々的に取り扱われるようになったのが2014年

(もしかしたら私が見ていないだけで既にスピンズが取り扱っていた可能性もありますが)

ここまで拡大するのに6年の歳月を必要としています。


今まで当ブログでトレンドが拡大するスピードに関して

いくつかエントリを書いていますが、

山田耕史のファッションブログ: プロデューサー巻きが廃れるのは結構早いかもよ。

比較的早く拡大したプロデューサー巻きに比べ、

クリィミーマミの拡大のスピードは格段に遅いと言えるでしょう。


クリィミーマミは少し極端ですが、

この例はトレンドを考える上で参考になるのではないでしょうか。


クリィミーマミがいくらトレンドだからと言って

着たい人はかなり少数でしょう。

そしていくら着たい、と思っても

「着られる」かどうかはまた別問題です。

クリィミーマミのTシャツを着て歩くのが

2014年の原宿明治通りであれば

あまり違和感はないかもしれませんが、

2008年の地方都市ではかなり後ろ指をさされるでしょう。

そんな事になるようでは

クリィミーマミは「着られる」トレンドであるとは言えないでしょう。


つまり、いくらトレンドと言っても

着る事が難しいと拡大はなかなか望めません。


例えば今、白靴下は「着られる」デザインなのでしょうか?

山田耕史のファッションブログ: 白靴下をファッショナブルと思っているのは一部だけ?

多くのファッション誌にイケてる着こなしとして掲載されていて

着たいと思っても

上掲のエントリでご紹介したブログの内容のようにイジられたり、

電車で隣に座ったくたびれたオジサマとカブってしまって

なんだかなーと思うのであれば、

それは「着られる」デザインとは言い難いでしょう。


いかに簡単に誰でも「着られる」か。

これが多くの人に受け入れられるヒットトレンドの

基準のひとつになりそうです。




※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。