これからのマス消費層?マイルドヤンキーが求めるファッションとは。



こんにちは。

昨日は犬の夜泣きで夜中に4回も起こされた山田です。




最近話題になっている「ヤンキー消費」。

週刊 東洋経済 2013年 3/2号





週刊 ダイヤモンド 2014年 2/22号





などで取り上げられており、

少し前でもネットでも話題になっていましたね。

こんな書籍も出ています。



メンズエッグの休刊ネタを皮切りに

今まで散々ヤンキー関連のファッションに関して色々書いてきた私としては


チェックしない訳にはいかないので

早速(といってもいつものように図書館で借りてでですがw)読んでみました。

以下、軽くレビューです。


・マイルド化するヤンキー

今のヤンキーはリーゼントや特攻服といった

アイコニックなファッションはしていません。

本書ではコワモテな印象で

悪羅悪羅系ファッションを身にまとい、

バイクやパチンコなどを趣味とする、

ヤンキー度の高い層を

「残存ヤンキー」、

そしてぱっと見では今どきの普通の若者とは大差がない、

しかし独特の嗜好を持ち特徴的な消費行動を取る層を

「地元族」

と呼び

このふたつを合わせた層を

「マイルドヤンキー」

と表現しています。


「地元での生活や地縁を

キープできるような消費ならば喜んでする、

という強固な消費意識」(p.28)

があるのがマイルドヤンキーの大雑把な特徴です。

例えば従来型ヤンキーが好んでいたのは

ツーシーターのスポーツカーや高級セダン、もしくは外車でしたが、

マイルドヤンキーは地元の仲間を大人数乗せるのに適しているミニバンを好みます。

ただ、実用性だけを重視している訳ではなく、

ミニバンの改造には大金を使い、

その外装も攻撃的でやんちゃなデザインが多いなど

従来型ヤンキーの傾向を残している部分もあります。


・強烈な地元への愛着

本書の主題のひとつになっているのが

マイルドヤンキーの強烈な地元への愛着です。

兵庫県高砂市に住む20代中盤の地元族夫婦は

海外旅行に興味は無く、

東京も大阪も行きたくない。

神戸にも「半年に1回程度なら仕方なく」「本当に嫌々」いくのみで

「基本的には、よっぽどの用事がない限り、加古川から出ません」(P.40)

という徹底っぷり。

東京都日ノ出市に住むアラサー夫婦は

「日の出の若者にとって、イオンは夢の国。

イオンに行けば、何でもできるんです」(P.58)

と語っています。




などなど。

幸か不幸か、私は今まで殆どヤンキーとは縁がない

人生を送ってきたので

「マイルドヤンキー」の生態はかなり興味深かったです。


本書ではこの後「これからの消費の主役に何を売るのか」と題し

「マイルドヤンキー」向けの製品、サービスなどが提案されています。

ファッション関連で言えば

「高級ブランドがおトクに帰る、かわいいアプリ」や

「ご近所に恥ずかしくない子供服」などが挙げられていますが、

正直私にはピンと来ませんでした。

「マイルドヤンキー」のメンズファッションを考えると、

既存の悪羅悪羅系ブランドや

ヤンキー御用達のドン・キホーテで売っている和柄デザインのアイテムでは

少しデザイン過剰なような気がします。

X-LARGEやSTUSSYなどのストリート系アメカジや

DIESELやREPLAYなどのイタカジなどと上手くミックスさせると

売れるのではないかな、と思いました。

(ダンス系ストリートと上手にミックスさせている例がEXILEプロデュースの24karatsだと思います)

この企画、結構アリな気がするんですが、どうでしょうねぇ。






※注
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