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今後は避けて通れない?シニアファッションの世界。



こんにちは。

梅雨に入ると大好きな自転車通勤が出来なくなるので

太ってしまわないか心配な山田です。





去年から私が勤務している会社でセミナーを行っており、

参考:売れるファッション企画 ココベイ株式会社 ファッションセミナー

私はその中で発表されるシニアのストリートリサーチの分析を行っています。

当社がレギュラーで発行しているメンズストリートリサーチは

先日のエントリでも少しご紹介したように、

参考:山田耕史のファッションブログ: ノームコア=アメカジベーシック回帰という説。

渋谷や南船橋などのオールエイジを対象としていますが、

参考:売れるファッション企画 ココベイ株式会社 ストリートリサーチ

シニアストリートリサーチは60代以上のシニア世代が対象。

銀座、東京駅、三軒茶屋の3地点で各300枚以上の

ストリートスナップを撮影、

一枚一枚着用しているアイテムの種類、カラー、素材などを集計し分析しています。

これを年に4回、つまり年間5000枚くらいおじちゃんの画像を見ていると

色々発見があります。

例えば、ヤングトレンドとの類似点。

今年の春のメンズ市場ではホワイトパンツが売れ筋でしたが、

参考:百貨店各社「スーパークールビズ」強化 今年の流行は白パンツ (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース BUSINESS

6月13日開催の当社のセミナー(メンズだけでなくレディスもあります)で発表する

2014年春のシニアのストリートリサーチでもホワイトパンツが人気。

特にお洒落なシニアが集まる銀座では

ホワイトパンツをファッショナブルに着こなしたシニアが登場しています。





また、同じくヤング市場でこの春売れたステンカラーコートも同様、銀座で人気。





ブリティッシュ風やアイビー風など、ファッショナブルに着こなしています。


このように、ヤング市場との類似点もありますが、

シニアを見ていて面白いのはやはりシニア独自のアイテムや着こなし。

例えば旅行者が行き交う東京駅では渋谷や南船橋ではまずお目にかかれない

多ポケットベストや





デイリーポータルZの記事で話題になった

参考:おっさんの帽子には何が書いてあるか - デイリーポータルZ:@nifty

刺繍入りのキャップなどが登場。





シニアの旅行にはこのようなアイテムが必須である事がわかります。

また、近所のスーパーや散歩などにぶらり中、という印象のシニアが多い三軒茶屋では

個性的なラインデザインのブルゾンや





全身ベージュカラーのコーディネイトなどが登場。

 



普段なかなか気に留める事のない

シニアのご近所着がどんなものなのかがわかります。


このようにシニアの他ではなかなか見られない、

シニア独特の世界観のファッションを見ていると、

ファッションとは奥深いものだなーと再確認させられます。


ファッションというとどうしても若者を想像しがちになりますが、

高齢社会となった現在の日本では

65歳以上の高齢者の人口が総人口の4人に1人。

参考:統計局ホームページ/I 高齢者の人口

ファッション関連企業にとってシニアファッションの重要性は

今後ますます増えて行きそうです。

売れるファッション企画 ココベイ株式会社 シニアファッションセミナー





※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。