2014年11月4日火曜日

iPhoneのイヤフォンは何故白いのか?【書評】グロースハッカー



こんにちは。

埼玉うどんが気になっているファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。




今回は感銘を受けた書籍、グロースハッカー のご紹介です。




・著者はアメリカンアパレルのマーケティングディレクター


著者はライアンホリディというアメリカンアパレルのマーケティングディレクター。

本書は彼が「グロースハック」という新しいマーケティング手法に出会う所からスタートし、

グロースハックの概要が語られます。

全部で約130ページと薄い本なので早い人なら1時間くらいで読み終えられるでしょう。

ですが、本書から学べる事はたっぷり。

私はかなり感銘を受けました。


・iPhoneはグロースハックでヒットした


グロースハック。

まだ聞きなれない言葉だと思いますが、

本書で語られる例を聞くと「ああ、あんな感じのことか」とピンと来る人が多数だと思います。

例えばiPhone。

iPhoneから送信される全てのメールの文末に「iPhoneからの送信」という一文が

強制的に付け加えられたり、

それまでブラックが当たり前だったイヤフォンのカラーにホワイトを採用したり。

これらはiPhoneの利用者自身がiPhoneの広告塔にさせる事で

「iPhoneがクールなモバイル端末である」というアピールを

極めて低いコストで実現させるというグロースハックの典型的な手法です。

・DropboxもEvernoteもグロースハックで成長した


iPhoneと同様、グロースハックはHotmailやEvernote、Dropboxなど

今や誰もが知るブランドの爆発的な成長を実現させてきました。

これらのブランドに共通するのは殆ど宣伝費を掛けていない事。

この中でもEvernoteの宣伝費に対する姿勢ははっきりしており、

その事はオフィシャルブログでも言及されています。

1億人の Evernote ユーザに感謝をこめて - Evernote日本語版ブログ
この Evernote の成長期における第一ステージについて興味深いのは、最初の 1 億の大多数の方が、第三者からの売り込みなどではなく、Evernote 製品を自ら見つけていただいたことです。今までに私たちが宣伝費として使った金額はほんのわずかで、実際に数字で見ても 1 ユーザあたり 1 セント(約 1 円)にもなりません。

・グロースハックは製品の拡大だけでなく定着にも


グロースハックは新しい製品の拡大だけでなく、

既に認知がされている製品を定着させる事も可能です。

例として挙げられているのがTwitter。

Twitterにユーザー登録するとフォローすべきお薦めユーザーが表示されます。

これはTwitterを楽しむ為にはフォローすることが重要だというメッセージで、

フォローする事によりユーザーはTwitterの楽しみ方を知り定着率も上がったそうです。

・どんな分野のマーケティングにでも転用可能


今まで挙げてきた例は今をときめくIT系スタートアップが中心でしたが、

グロースハックは他の業種、分野でも転用は可能です。

むしろ旧態依然とした日本の中小企業のマーケティング担当者にこそ

読んでもらいたい本だと思いました。


最後までご覧いただきありがとうございました!

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