2017年10月17日火曜日

ファッションの特権性は失われた。








こんにちは。雨続きで浴室乾燥の電気代が気になるファッションアナリスト山田耕史​(@yamada0221)です。

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<オススメ人気過去記事>
ファッションなんてカンタンです。ダサい服を着なければいいのです。
 
 
シューズやバッグはAmazonで。メリットありまくりです。

  
  


・オーバーサイズの服はどこでも買える​


先日、ヴェトモンがオシャレという概念を破壊している、という記事を書きました。


山田耕史のファッションブログ: ヴェトモンが破壊する「オシャレ」という価値観。

今回はその続きです。

ヴェトモンが打ち出して、今大ヒットしているトレンドが「オーバーサイズ」です。

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セレクトショップやファストファッションブランドなどのトレンドに敏感なブランド、ショップはもちろんユニクロなどまでが追随する、​ 世界を席捲するビッグトレンドになりました。

ですがオーバーサイズが流行るまでの、この10年くらいは基本的に細身のシルエットが「オシャレ」とされていました。

流行がマスまで浸透仕切った今は、細身の服はどこでも買えるデザインの商品になりましたが、流行し始めた頃は、それなりに価格は高い上に、どこでも売っている訳ではなく、限られた店でしか手に入りませんでした。

トレンドアイテムを買うためには、普通の人はあまり行かないオシャレなショップに行って、それなりに高いお金を払う必要があったのです。

つまり、トレンドアイテムへアクセスできる人が限られていた​のです。

ですが、オーバーサイズの服はどこにだって売っています​。どんなに安い商品でも、オーバーサイズであることに意味があるので、Mサイズを着ている人ならXLサイズを着れば、それでオシャレになるのです。

そもそも買う必要すらないかもしれません。今のティーンズの男の子なら、父親、若しくは祖父のタンスを漁るとシルエット的にもデザイン的にもイケてる服が手に入るのではないでしょうか。

今のトレンドは誰でもアクセスできる​のです。


・パリコレ=ドンキのヤンキー



上掲の記事でも取り上げた、ヴェトモンのデザイナー、デムナ・ヴァザリアがディレクターを務める老舗ラグジュアリーブランド、バレンシアガの新作であるクロックスとのコラボレーションアイテムも同様です。



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バレンシアガのクロックスは超高価で誰でもアクセスできる商品ではないでしょうが、バレンシアガ気分を味わえる普通のクロックスならもちろん誰でもアクセスできます​

​[クロックス] フィート クロッグ:​¥ 1,490 - ¥ 2,289​​(返品無料!)(価格、返品条件は記事執筆時のものです)



というか、パリコレクションで発表されている世界の最先端のファッションアイテムが、ドンキホーテにいるヤンキーと同じである、という状況になっているのです。

ヴェトモンではチャンピオンなどのスポーツブランドとのコラボレーションアイテムも発売していますが、似たようなデザインはクロックス同様低価格で手に入れられます。


X Champion Hoodie with Cotton - Vetements | WOMEN | US STYLEBOP.COM

​ ​ ​(チャンピオン)Champion トップス プルオーバースウェットパーカー C3-E127[メンズ] :​ ¥ 6,981 - ¥ 10,584​​(返品無料!)(価格、返品条件は記事執筆時のものです)



ヴェトモンのアイテム以外にもこの傾向は見られます。例えばこちらもトレンドのガチャベルト。セレクトショップに並んでいる商品が、ワークマンにも並んでいたりします。(しかも超低価格で)

​(ビームス) BEAMS O.ガチャベルト 32mm 11510094629:​ ¥ 2,268​​(返品無料!)(価格、返品条件は記事執筆時のものです)







・フラットな世界​



つまり、最新のファッションはオシャレだろうがオシャレじゃかなろうが、金持ちだろうが貧乏だろうが誰でも簡単に手に入れられるものになり、ファッションの持つ特権性は破壊されたと言えるでしょう。


ZARAやH&Mなどのファストファッションブランドは、それまで高価なブランドの商品ににしかなかったトレンドデザインを低価格で販売することで「ファッションの民主化」を実現しました

デムナ・ヴァザリア(だけではありませんね。その周辺のデザイナーも)はそれに匹敵するいや、もしかしたらそれ以上のファッションの革命を起こしているのではないでしょうか。

民主化を更に推し進め、ファッションが完全にフラットになった世界。それがデムナが目指しているものかもしれません。


最後までご覧いただきありがとうございました!

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