2013年前半のファッションシーンを席巻したプロデューサー巻き。
街中は勿論、今発売中のファッション誌でも
などなど、テイストやエイジを問わず様々な雑誌でも取り上げられ続けています。
ですが。
これだけ爆発的にヒットしたものは廃るのも早いのではないでしょうか。
そう感じたのはこのブログの記事を見たからです。
秋の新作!2013.08.21 / ららぽーと柏の葉店 / CROCODILE MENS
アダルト向けカジュアルブランド、CROCODILEのスタッフブログです。
こちらでコーディネイトとして
https://blog.yamatointr.co.jp/crocodile/log/mens/post_418/
なんとプロデューサー巻きが取り入れられているではないですか。
CROCODILEと言えばこちらのショップリストを見ていただいてもわかる通り、
イトーヨーカドーやイオンなどで展開されている、
お世辞にも最先端とは言えないファッションブランドです。
(新宿伊勢丹や渋谷109などを最先端とすると、という比較です。悪しからず)
公式ウェブサイトのモデルもこんな感じのナイスミドル。
https://www.crocodile.co.jp/index.html
シンプルに言ってしまえば「普通のオジサン向けブランド」です。
こういったブランドのコーディネイトに
プロデューサー巻きが取り入れられるという事は、
そのコーディネイトを見たオジサン達が真似をし出すかもしれない、という事です。
という事は、
ナウなヤングが
原宿や青山をドヤ顔でプロデューサー巻きで歩いた帰り、
地元のショッピングセンターで同じプロデューサー巻きをした
オジサン(決して原宿青山を歩いているようなファッション業界人的オシャレオジサンではない)と
丸カブリする可能性があるのではないでしょうか。
その事態に直面した後、そのナウなヤングはプロデューサー巻きをし続けるでしょうか。
プロデューサー巻きが拡大した理由として
新しいアイテムを買う必要もなく簡単に取り入れられるという事や
あまり性別やテイストを問わない、
という事が挙げられると思いますが、
それは
誰にでも気軽に真似出来る
という事でもあります。
近所のオジサンが
「ほぉ、これが今若者の間で流行っているのか。いっちょう俺もやってみるか」
となる日も近いのではないでしょうか。
※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。