こんにちは。
キュレーション流行りの昨今なので
肩書をキュレーターに変えてしまうかと思っている山田です。
先日クローゼットを整理していると、
去年の夏に購入したBershkaのパンツが出てきました。
目が痛い程の蛍光グリーンのカラー。
このパンツ、今年になってからは全く穿いていません。
去年の夏はネオンカラーがトレンドで、私も当ブログでこんなエントリを書きました。
山田耕史のファッションブログ: ネオンカラーのルーツはアンドレアガシにあり?
1年前、2013年8月号のFINE BOYSを見てみると
ネオンカラーのTシャツをかなりプッシュしています。
「ネオンカラーTシャツは女子ウケ当確」だそうですw
確かに2013年はネオンカラーのアイテムを着用している人を
男女を問わず沢山見かけました。
特に原宿を歩いているとネオンカラーは沢山いたものです。
が、今年の雑誌を見ていてもネオンカラーは殆ど登場しませんし、
原宿や渋谷を歩いていてもネオンカラーのアイテムを着用している
お洒落な人はまず見かけません。
2013年、ネオンカラー同様沢山見かけたのがリゾート柄のパンツ。
特に盛夏~晩夏のセレクトショップやSPAショップの店頭はリゾート柄パンツ一色でした。
こちらは今年も雑誌や街で見かける事はありますが、
去年程多くはありません。
つまり、「2013年で終わってしまった」デザインと言えるでしょう。
ではFINE BOYSを眺めていて去年と今年で共通しているデザインはどんなものかと言うと、
2013年
2014年
ブルーやネイビー等のカラーやバスクボーダー柄を中心としたマリンテイストや
2013年
2014年
胸にプリントがあるロゴTシャツ。
これらは
「2014年も続いている」デザインと言えます。
ではこの
「2013年で終わってしまった」デザインと
「2014年も続いている」デザインの違いは何でしょうか?
答えは「刺激の強いデザインかどうか」です。
ネオンカラーもリゾート柄もデザインはかなり刺激的です。
デザインとしては特に新しい訳ではなく、昔からあるデザインですが
特に定番性の高いデザインが人気のメンズでは
このような刺激的なデザインのトレンドの人気は長続きしません。
それに対し、マリンテイストは2年程前にややダウンした時もありましたが、
日本のメンズ市場では10年近くトレンドの座に座り続けています。
(そもそもマリンはトレンド云々言う前にメンズの定番という意見もありますが)
マリンテイストとロゴTシャツはどちらも刺激が極端に少ないデザインと言え、
その刺激の少なさにより人気が長続きしているのでしょう。
現在日本のファッション市場を席巻しているのが80年代ファッション。
当ブログでも何度か取り上げていますが、
山田耕史のファッションブログ: どこまで復活?最新トレンド「バブルファッション」。
山田耕史のファッションブログ: 老舗ブランドは'80s、'90sリバイバルブームに乗るべきか?
80年代ファッションはカラーやフォルムなど、デザインの刺激の強さが特徴です。
画像引用元:https://www.fashionsnap.com/streetsnap/2014-07-03/41633/
画像引用元:https://www.fashionsnap.com/streetsnap/2014-04-30/38806/
私はその刺激の強さ故に80年代トレンドは長続きしないと予想しているのですが、
どうなるでしょうか。
※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。
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