こんにちは。
最近革靴を履く気分になっている
ファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。
図書館で偶然手に取った本のレビューです。
紳士 靴を選ぶ
・ある意味新鮮な2007年当時のトレンドデザイン
ファッションに目覚めるきっかけとなった90年代のハイテクスニーカーブーム以降、
私の靴はスニーカーが中心でしたが、
歳を取ったせいか最近革靴にも興味が出てきたので軽い気持ちで読み始めてみました。
発行が2007年と少し古く、
最初のカラーページに並んだ靴のデザインが完全に流行遅れなので
読み進めるのに不安を覚えましたが、本文は問題なし。
まぁ紹介しているブランドが歴史のある老舗が中心なので当たり前ですね。
・靴の歴史と有名ブランドの成り立ちがわかる
内容は靴の構造や歴史などの基礎知識に始まり、
欧米、日本の有力ブランドの紹介、革に関する知識、靴のケアの仕方など
革靴にまつわるおおまかな事が学べるので
革靴初心者である私には勉強になりました。
・トリビア的知識も色々
例えばハイヒールは「男性の所有物である女性をひとりで自由に歩き回らせたくない」
という前近代的な思想に基づくものである、という事だったり
最高級ブランドのひとつとして知られるジョンロブの創業者は
ゴールドラッシュに沸くオーストラリアの金鉱で働く労働者の為のブーツづくりで
名声を得た、というようなトリビア的な知識も紹介されています。
・初心者にはぴったり
ある程度革靴に知識のある人には物足りないのかもしれませんが
名前くらいは知っていた老舗ブランドの歴史や革に関する知識など
吸収出来る事は沢山ありました。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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