【このエントリのポイント】MVNOで浮いたお金はどこに行く?
こんにちは。
家族でロタウィルスにやられた
ファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。
・携帯料金が世の中を不景気にしている
半年程前になりますが、Fashionsnap.comに掲載された繊研新聞の記事で
このようなものがありました。
3000円を超える服は高い? | Fashionsnap.com
神戸コレクションの会場周辺で行ったアンケートでは
3000円以上を超える服は「高い」という声が多かった、という内容です。
同じ頃、このような2ちゃんねるまとめを目にしました。
携帯料金が世の中を不景気に落としてる : 暇人\(^o^)/速報 - ライブドアブログ
タイトルの通り、携帯電話料金が他の消費に対する支出を
圧迫しているのではないかという意見です。
私も前々から思っていたのですが、この意見には同意です。
・あなたは今まで携帯電話にどれくらいのお金を使いましたか?
1980年生まれの私が初めて携帯電話を手にしたのは
大学に入った年。1998年でした。
そこから17年、私は携帯電話に月々5000円以上を払い続けてきました。
この金額をざっと計算すると102万円。
軽自動車が買える金額です。
ファッションブログらしい尺度にしましょうか。
…えーと、一流ブランドのオーダースーツが数着作れる金額です(わかりにくい)。
・スマートフォンで月7000円以上の出費
私がスマートフォンを使い始めたのは約4年前。
iPhone3GSからです。
スマートフォンにしてからの支払いは月々7~8000円。
今このエントリをご覧の方の多くは毎月これくらいのお支払いでしょう。
月7500円を1年間払い続けると9万円。
コムデギャルソンでセットアップが買えますね。
クロムハーツのネックレスなんかも買えるでしょう。
セレクトショップでもオリジナルを中心に買えば
ワンシーズンひと通りのアイテムは買えるでしょう。
ユニクロなら1年間分の服は余裕で揃えられるでしょう。
それだけの金額が携帯電話に使われているのです。
・学生に服を買うお金なんて無い
社会人でも毎月7000円の出費は痛いですが、
今は高校生だけでなく中学生もスマートフォンを持っている時代です。
彼らにとって毎月7000円は大金でしょう。
アルバイトをしていない学生ならお小遣いが全て吹っ飛ぶくらいでしょう。
お小遣いが全て携帯電話に使われていては、
服なんて買う余地がありません。
そうなっているので冒頭に紹介した繊研新聞のアンケートのように、
3000円以上の服は高い、という声が増えているのでしょう。
・MVMOがファッション業界の救世主となる?
そんな状況を打破すべく、という訳では全くありませんが、最近話題となっているのがMVNO(仮想移動体通信事業者)です。
TVや雑誌などでも目にする機会も増えてきていると思いますが、
ざっくり言うとドコモやauなどの大手から回線を借りて格安で販売している会社の事です。
私は約半年前からMVNOを使っています。
私が契約しているMVNOは2回線で月約3500円。
妻と二人で使っているので一家の携帯電話の支出は3500円。
今まで二人で15000円以上かかっていたので、
約4分の1に抑えられる事になります。
スマートフォン自体の出費も抑えられます。
・色々選べるスマートフォン
私が使っているスマートフォンはNEXUS5。
今は値上がりしてしまっていますが、
私が購入した時は39800円でした。
その前に使っていたiPhone5と比べ遜色ないスペック。
AndroidもiOSより私に向いていたようで満足の行く買い物でした。
最近は大手との契約が切れた妻もMVNOを使い始めました。
あまりスペックを求めない妻はHuawei Ascend G6。
こちらは19000円くらい。
妻もiPhone5からの乗り換えでしたが特に不満は無いようです。
MVNOで使えるスマートフォンはまだ数が少ないのが現状ですが、
それでも使用する人の好みに合わせてある程度は選ぶ事が出来ます。
・浮いたお金で服を…買ってくれるのか?
私の周りではMVNOを利用している人はまだまだ少数。
というより知り合いで1人しかいません。
が、MVNOはこれから徐々に普及していくでしょう。
問題はMVNOで浮いたお金を何に使うか、です。
ファッションでご飯を食べている私としては服に使って欲しいのは山々なのですが、
今の状況を見ているとそれは難しいかなという気がします。
ファッションの求心力は年々下がっているように感じますし、
以前当ブログでも取り上げたようにあまりお金をかけないでもファッションを楽しめる
レンタルサービスも続々登場しています。
山田耕史のファッションブログ: 月5800円で人気ブランド借り放題のSUSTINAはファッションの価値観を変えるかも。
そんな中、ファッションにお金をかけなくなってしまった人を
再びファッションに呼び戻す為には相当魅力のある商品、サービスが
必要になってくると思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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