こんにちは。友達に筋トレの必要性を力説され、やらなきゃなーと思っているファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。
このブログを初めてご覧になるかたへのカンタンなガイドはこちらです。ファッションをカンタンに楽しめる要点をまとめてあります。
カンタンにオシャレになる方法、その3です。今までの記事はこちらから。
山田耕史のファッションブログ: カンタンにオシャレになる方法その1。「普通の服を普通に着る」
山田耕史のファッションブログ: カンタンにオシャレになる方法その2。「色の数を少なくする」
・ビッグシルエット旋風にユニクロまで追随
ここ数年、メンズレディス問わずストリートテイストを取り入れたファッションがトレンドです。特にヴェトモンというブランドは大人気で、取り扱っているショップではほとんどのヴェトモンの商品が定価で売り切れる状態だそうです。そのヴェトモンが得意としているのがこの画像のようなビッグシルエット。ヴェトモン人気の影響もあり、今ビッグシルエットがトレンドになっています。
画像引用元:https://hypebeast.com/jp/2016/12/vetements-x-canada-goose
今までビッグシルエットの商品を扱うのはファッションリテラシーが高い層をターゲットとしたショップだけでしたが、最近は低い層をターゲットとしたショップでもビッグシルエットの商品を見かけるようになりました。
今年からはベーシックなウェアを得意とするユニクロでさえ、ビッグシルエットを扱うようになりました。先日ユニクロを訪れたときにこんなポップを目にしました。
・ビッグシルエットをオシャレに見せるのは難しい
ビッグシルエットアイテムを「体のラインを気にせずスタイリッシュに着こなせる」と書いてありますが、私はこれはかなり誤解を生む表現だと思っています。
私はビッグシルエットアイテムを「オシャレ上級者ならかっこうよくなるかもしれないが、それ以外はダサくなる」ものだと思っています。
もし髪型もキマっていて、ボトムス、シューズ、バッグもスキがないと自信がある人ならビッグサイズを着てもオシャレに見えるでしょう。そんな人は「あえて」ビッグシルエットを着ているとわかるからです。
ですが、ファッションにそこまで情熱を傾けていない人がビッグシルエットの服を着ると単純に「サイズの合っていないダボダボの服を着ている」ようにしか見えなくなるおそれがあります。
・基準は肩幅
自分もそうだったからよく理解できるのですが、太っている人は自分の体のラインを出したくない気持ちが強く、ジャストサイズよりも大きめの服を選らんでしまいがちです。ですが、それは逆効果。大きめの服は余計に太って見えてしまいます。トップスを選ぶ場合、基準は肩幅。肩幅が自分にぴったりのサイズの服を選びましょう。その場合ちょっとお腹が出っ張って見えるかもしれませんが、それでも大きめの服を着るよりも細く見えるはずです。
・「今年っぽい」は「去年っぽい」になる日が来る
ユニクロだけでなく、多くのショップやメディアは「これがトレンド」「これが今年っぽい」という言葉で服の魅力をアピールしますが、「今年っぽい」服は来年になると「去年っぽい」服になってしまいます。
ビッグシルエットはトレンドのデザイン。トレンドは必ず消費され陳腐化するのが宿命です。おそらくビッグシルエットがオシャレだと思われるのはここ1、2年だけでしょう。それ以降ビッグシルエットの服を着ていると「トレンドを把握できていないオシャレではない人」と思われてしまいます。
もちろんそのときどきのトレンドの服を着るのもファッションの楽しみかたのひとつですし、それを否定するつもりは全くありません。
ですがそんな1、2年しかオシャレに着られない服よりも、ずっとオシャレに着られるベーシックデザインの服を買うという楽しみかたのほうが今私は素敵だなと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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