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ロング丈アウターをお薦めしない5つの理由。




【このエントリのポイント】テイストが限られたり脱ぎ着がしづらかったりと色々デメリットが多いのでロング丈アウターはお薦めしません。

こんにちは。最近COMME des GARCONSのロゴをまた着るようになったファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。


本格的に寒くなってきましたね。そろそろ冬のアウターを探している人も多いと思います。今年ショップでよく目につくのがロング丈アウター。特にチェスターフィールドコートを推しているショップは多いですね。








今年はユニクロでもチェスターフィールドコートがプッシュされています。



ユニクロ|ウール|MEN(メンズ)|公式オンラインストア(通販サイト)

ですが、私はあまりロング丈アウターはお薦めしません。東京くらいの寒さならまず必要ないかなと思っています。もっと寒い所なら必要でしょうねぇ。お尻が隠れていると暖かさは結構違ってきますから。

私自身、持っているロング丈アウターは15年前に購入したCOMME des GARCONS HOMME PLUSのPコートくらい(未だに持っている服の中で一番高価なアイテムです。あまり着ないけど、高価だったから捨てるに捨てられません)。今回は何故私はロング丈アウターをお薦めしないか、理由を4つ挙げてご説明しようと思います。

1:合わせるファッションが限定される


チェスターフィールドコートやステンカラーコート、トレンチコートなど多くのロング丈アウターのファッションテイストは基本的にキレイ目。落ち着いた大人の印象を与えます。スーツの上に着るアイテムとしては最適でしょう。ですが、キレイ目以外のファッションテイストに合わせるにはコーディネートの技術(センス)が必要になります。例えばスウェット×ジーンズ×スニーカーというようなベーシックなアメカジコーディネートに







チェスターフィールドコートを合わせる場合、なかなかバランスを取るのが難しいのではないでしょうか。例えばスニーカーをレザーシューズに替えるなど、



コーディネートを考えなくてはなりません。コーディネートのテクニックが必要になってくるのです。比較的どんなアイテムとも相性の良いファッションテイストであるアメカジですら色々考えなくてはなりません。他のファッションテイストだともっと難しくなってくるのではないかと思います。こうなってくるとファッション初心者にはハードルの高いアイテムになってきますね。コーディネートを考えるのが楽しくて楽しくてしょうがない、そんなファッション上級者なら良いかもしれませんが、普通の人がわざわざコーディネートを考える時間と手間が必要な面倒臭さを生むアイテムに手を出さないのが正解だと思います。

2:重くて疲れる


当たり前の話ですが、ロング丈のアウターは生地の量が多い分、重いです。重いと疲れてしまいます。私は服の重さが日常生活に与える影響は少なく無いと考えています。例えば以前ご紹介したグンゼのレギンスパンツ。






このアイテムは穿いていて超が付く程楽です。その理由は高いストレッチ性という事も挙げられますが、何よりも軽さがポイントになっていると思います(詳しくは軽くて伸びてオシャレ。GUNZEのレギンスパンツの万能っぷりが凄い。|山田耕史のファッションブログをご覧下さい)。遊びでも仕事でも、歩いていても座っていても、重い服を着ているとその分疲れてしまいます

勿論20万円を超えるような高級ブランドのアウターや、オーダーメイドなら生地やパターンに相当のコストがかけられているので重さを感じないアイテムもあるでしょうが、庶民が気軽に買えるものではありません。

最近はセレクトショップオリジナルのウール素材のロング丈アウターでも2万円ちょっとくらいの低価格アイテムが増えて来ていますが、低価格という事は基本的にどこかでコストを削っているという事。生地のクオリティを下げて低価格を実現させているアイテムも少なくありません。クオリティの低い生地は薄っぺらい事が多いのでその分軽くなっているかもしれませんが、確実に質感や着心地、耐久性が犠牲になっています。1年、2年着たらもう捨てる、というファッションの楽しみ方ならそれでも良いかもしれませんが、どうせ買うなら長く着られるものを買いたい、というのが私の気持ちです。


3:暑くなってもなかなか脱ぐに脱げない


以前、真冬に友人とライブに行った時の事。ロング丈アウターを着ていた友人は狭いライブ会場に入ると、暑くて着ていられなくなったアウターの置き場に四苦八苦していました。結局ロング丈アウターを手に持ってライブを観るハメに。こんなのでは折角のライブも100%楽しめませんよね。

街中でも同じです。きちんとしたレストランならコートを掛けておけるハンガーもあるでしょうが、カジュアルなお店では難しいですよね。最近はバッグやアウターを置く為のカゴを各テーブルの下に備え付けてあるお店も増えましたが、友人数人とそのカゴを共用する場合が殆ど。そんな時、ロング丈アウターをカゴに入れると容積をとってしまい、他の人のバッグやアウターが入れられなくなる事態も発生してしまいます。そんな事態、普通の神経の人間ならまぁ嫌でしょう。女子率の低い牛丼屋やラーメン屋なんかではハンガーもカゴもないところは多いですね。そんな時はかさばるロング丈アウターを膝の上に載せて食べる事になってしまいます。ライブ同様食事が100%楽しめませんね。

歩いていてもそうですね。冬場でも歩いていると暑くなってきてアウターを脱ぎたくなる事はよくあると思います。ロング丈アウターを入れられるバッグを普段から持ち歩いている人はまずいないでしょう。そんな時は前述のライブ会場での私の友達同様、ング丈アウターを着ていると手に持って歩くしかありません。そうなるとうっとうしいので脱ぎたくても脱げない、という事態になってしまいます。かなり辛いですよねぇ。

4:車や電車で座る時に邪魔になる


ロング丈アウターは座る時も邪魔になります。まず。スカートを穿いた人が座る時のように、シワにならないように手を添えながら座らなければならないという面倒臭さがあります。隣に座っている人に裾が当たらないように気を遣わなければなりませんし、自分のアウターの裾が後から隣に座った人のお尻に敷かれてしまう、という経験をした事がある人は少なくないでしょう。あれって気まずいですよね。ロング丈アウターを着ているとそんなシチュエーションに遭遇してしまうんです。

5:収納スペースを取る


ロング丈アウターは文字通りロングなので収納するのもスペースが必要です。ウォークインクローゼットのような広大な収納スペースがあるお家なら良いかもしれませんが、我が家を含め、冬服の収納スペースに頭を悩ませている家庭は少なくないのではないでしょうか。最近はサマリーポケットのような便利なサービスも登場していますが、当然お金が必要になってきます。着ない時も悩みの種になる服…。なんだかなぁ、って感じです。

…と、以上のような理由から私はロング丈アウターをお薦めしません。たまに「やっぱ格好良いなー」と思って着たくなる事もあるんですが。これらのデメリットを思い出し、「やっぱやめとこ」になります。

そんな私は真冬、どんなコーディネートをしているか。それはまた次回ご紹介しようと思います。



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ベーシックな服だけを着ていればオシャレに見える。
自分の「好き」をオシャレに見せる方法。
ユニクロのヴィンテージレギュラーフィットチノを大推薦する理由。
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私がストレッチ素材の服を(あまり)買わない理由。
いつまでも着られる服の選び方。
結婚式にはブレザーがお薦め。オシャレで楽チンな上に着回しもききますよ。


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