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8,640円の中古コールハーンを買ったので、革靴のメンテナンス方法を調べて試してみました。










こんにちは。 体幹の重要性がわかってきた気がするファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。

(このブログを初めてご覧になるかたへのカンタンなガイドはこちらです。ファッションをカンタンに楽しめる要点をまとめてあります。)







※Amazonの価格、送料などは2017/1/30現在のものです。

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昨年末、帰省した実家の神戸のオフハウスで遭遇したコールハーンのウィングチップ。

山田耕史のファッションブログ: コールハーン、レッドウィング、クラークス…実家帰省中に暇になったらオフハウスでお宝革靴探し。

その顛末を書いた↑の記事では迷い中、となっていますが結局買ってしまいました。



エアマックスなどのハイテクスニーカーがファッションの原体験で、日常的にスーツを着る仕事をしたことがない僕にとって、革靴は今まであまり縁のない存在でした。シューズは基本的にスニーカー。今まで買った革靴は数えるほどです。

冠婚葬祭のときは大学の入学式のために購入したリーガルを履いていました。今でも履けるベーシックなデザインのものを買っていたのが幸いでした。ファッションのファの字も知らなかった高校生の僕にベーシックデザインの革靴を薦めてくれた大丸神戸店の店員さんに感謝しなくてはなりませんね。




そんな僕も昨今のスニーカーブームでスニーカーは食傷ぎみになってしまい、1年ほど前から革靴が気になるようになってきました。

コールハーンに対しては特に思い入れなどはなく、「アメリカの中価格帯のシューズブランド」くらいの認識。以前ゼログランドが気になった伊勢丹で試着したことはありましたが、ソールの交換ができないと聞いて買うのはやめておきました。格好良いし、軽くてよかったんですけどね。

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今回オフハウスで靴を見てなんとなく「いい形だな」と感じ、特に欲しいとも思わず試着してみました。革靴の履き心地を左右するのは木型と呼ばれるが靴のかたちの元となるもの。おそらく木型が僕の足の形に合っていたのでしょう。とても履き心地がよく、足が包まれているようなフィット感でした。

僕が買ったタイプはおそらく旧品番でしょう。Amazonで今売っているコールハーンのウィングチップを調べてみるとソールの仕様が違っています。

COLE HAAN:¥ 49,680

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定価は約5万円。使用感は結構あるとはいえ、それが8,640円で買えたのはラッキーかなと思います。


・なぜここが削れてるんでしょう?


まずは購入した状態で写真撮影しました。





この靴で最大の問題点だったのがつま先部分。表面が削れてしまっているのか、ソールの素材がはみ出てしまっています。前のオーナーさん、どんな履きかたをしていたのでしょう。












もちろん使用感はあります。が、僕的には全く気にならないレベル。

高級靴入門編にユーズドという選択肢はアリだな、買ってから思いました。いきなり大枚をはたいて新品の高級靴を買えるほどお金に余裕があればあるに越したことはないのですが、試着だけでは感じられない長期間履いたときの履き心地や、自分にあったメンテナンス方法を安く手に入れたユーズドシューズで試すのもいいのではないかなと思っています。


・革(皮)だから水で洗う


さて、メンテナンスです。まずはトゥの部分を彫刻刀で削って滑らかにしました。




次は靴をきれいにしていきましょう。



今回ウェブで革靴のお手入れ方法をいろいろ調べてみましたが、個人的に「なるほど」と思ったこちらの方法をやってみます。


革靴を長持ちさせるためのお手入れ方法を教えてください | エステー株式会社くらしにプラス

こちらの方法のポイントは水拭きすること。リンク先にもありますが、考えてみれば革はもともと動物の皮膚だったわけですから、水で洗っても問題はないでしょうし、そのほうがよりきれいになるのではと考えました。

私はダウンジャケットも水洗い(というか普通に洗濯機でエマール)していますが、同じような考えかたです。ダウンももともと鳥の羽。鳥の羽だって生きているときはバシャバシャ水に浸かっているはずです。それならば水で洗ってしまっても問題ないでしょう。

という理屈でまずは雑巾で水拭き。リンク先にもあるように割り箸を使って靴の内側のつま先部分まで拭いてみました。

水拭きがおわったら1日玄関で陰干し

次の日にシュークリームを塗り込みます。私は以前からこのシュークリームを使っています。シュークリームの定番ブランドでAmazonでの評価も高いので安心して使えます。

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リンク先によるとシュークリームはゴシゴシ塗り込んだらいい、とのことでした。専用のブラシがあればいいのですが、なかったので使い古しの歯ブラシでシュークリームをゴシゴシ。彫刻刀できれいにしたトゥ部分にも塗り込みました。

それから着なくなったTシャツで拭き取り、その後シューズ用のブラシで磨きました。使っているブラシはこちらです。

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ちなみに普段のお手入れはこちらのサイトを参考にして帰宅直後にこのブラシでブラッシング

[1202-201603] ネットで革靴のお手入れ方法を調べていて陥りがちなパターンについて考えてみます。ブラシだけで充分です。 | Life Style Image

その後シューツリーに入れてベランダで干しています。使用後にブラッシングしていると、出かけたくなったときにすぐに履ける状態になっているのでオススメですよ。ほんの30秒くらいで終わりますし。




さて、ブラッシングをしてみた結果…どうでしょう?







購入時の画像とメンテナンス後の画像でビフォーアフターです。

ビフォー



アフター



ビフォー



アフター



ビフォー



アフター



ビフォー



アフター



ビフォー



アフター



こうやって比べてみると革のツヤなんかはあまり違いがわかりませんが、靴全体のかたちはちょっとよくなっていますね。


・初めてわかった、シューツリーの効果


保管にはシューツリーを使っています。シューツリーは10年以上前に友人の結婚式の引き出物でもらったものを先述のリーガルに入れていたので、今はそれをコールハーンに入れています。アフターの撮影をしたのは購入してから約1ヶ月後。基本的にシューツリーを入れていたおかげでビフォーよりもかたちが良くなっていますね。

今回シューツリーについても調べてみました。今まで特に機能を意識して使っていなかったのですが、調べてみると履きしわ防止だけでなく、履いていると徐々に反り上がってくるソールを平らに保ったり、除湿の役割もあったりするそうです。

今後ビジネスや結婚式など、たいていの場面はウィングチップであるコールハーンで行けますが、弔事には向かないデザインなのでプレーントゥのリーガルは今後も保管はしておくつもりです。

そのためにシューツリーがもうひとつ必要。Amazonで探すとこのあたりの評価が高い感じなので候補にしています。

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ですが、Twitterでこんな情報をいただきました。



150円!さすがダイソーです。まだ実物は見られていないので、一度見てからどれにするか決めようと思っています。

さて、きれいになった8,000円コールハーンですが、まだ完璧ではありません。保育園送迎で靴を脱ぎ履きする機会が多い僕のマストアイテム、伸びる靴紐を装備しなければなりません。

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それに関してはまた次回の記事でご紹介します。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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