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ファッションは時代の先端を走っているのか?



今回ご紹介するのは先日電車に乗った時に目を惹かれたこの広告です。


AGFの新しいカフェラテ、TRIPLESSOという商品なのですが、

私が気になったのはこの部分。


このヒゲデザインです。




ファッション業界人でなくても見覚えがある人もおられるでしょう。

2年程前にヤングメンズ市場で大ヒットしたデザインで、

今でも市場で目にするデザインです。

例えばこちらとか。



http://item.rakuten.co.jp/ac-sapporo/275061/



2011年ごろから

「オジ」(オジサンの意)がファッションキーワードとして浮上して来ました。

当時「オジ」スタイルをプッシュしていた雑誌、

CHOKi CHOKiのバックナンバーの目次を調べてみると

「オジ」の初出は2011年10月号

この時期からベージュ系のカラーコーディネイトや

ジレ、大ヒットしたループタイなどが登場しています。



http://books.rakuten.co.jp/chirayomi/index.phtml?id=1T0f6o0M&path=8r/40C6M0T&link=0&colophon=1&iid=4910161631011&TB_iframe=true


ヒゲデザインがファッション界に登場してから

広告のグラフィックデザインに登場するまでの期間は約2年。

これの期間はもしかしたら

先端のデザイン(ファッション)がマス(広告)に広がるまでに要した時間

なのではないか、というのが

私が今考えている仮説です。

まぁ実際は広告からファッションに派生するデザインもありそうですし、

お互いに影響を与え合っているという方が現実的な考えかな、とは思いますが

もし今回のヒゲデザインのようにファッションが他の分野に影響を与えているとしたら

面白そうだな、と思った次第です。

例えば今ファッション界ではネオンカラーが流行っていますが、

来年あたりネオンカラーの広告が増えていたら

この仮説も現実味がありそうです。

というより飯のタネにならないかなーと思っています。



※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。