先日原宿にリサーチに行った時の事です。
明治通りから一本入ったネイバーフッドやエイプなどの
ストリート系ブランドのショップが点在している
通称「プロペラ通り」を歩いていると
面白い光景を発見しました。
人気ストリートブランドSUPREMEの前に
SUPREMEの買い物袋を下げたちょっと地味目の
制服姿の女子高生の集団がいるのです。
その女子高生は恐らく修学旅行生。
SUPREMEの日本での直営店は東京、名古屋、大阪、福岡にしかなく、
取り扱いのあるショップもかなり限られているので
東京土産としてはぴったりなのでしょう。
彼女たちが持っていた買い物袋の小ささから推察するに
SUPREMEの人気アイテムであるステッカーか
参考:アパレルブランド「Supreme」のレア度満載ステッカー歴代コレクションPhotoshopVIP |
キーホルダーなんかを購入したのではないかと思います。
その前を通りがかった私たちは彼女ら声を掛けられ、
SUPREMEと同じく人気ストリートブランドである
X-LARGEのショップの場所を尋ねられました。
どうやらストリートブランドショップ巡りをしていたようです。
彼女たちと別れた後、
へぇ。最近は修学旅行で服屋に行くんだなぁ。
自分の高校の修学旅行は長野でのスキーだったから
服屋なんて考えられなかったなぁ、
などとぼんやり思っていたのですが、
その後意識して街を見てみると
原宿にはかなり多数の
修学旅行生が歩いているのに気が付きました。
これは明治通りと表参道との交差点、
東急プラザ前での光景です。
彼らも修学旅行生でしょう。
揃いも揃ってティーンズに人気のショップ、WEGOの買い物袋を下げています。
この他にも丁度信号待ちで私達の前にいた男子高校生グループは
わいわい騒ぎながらスピンズに入って行きました。
以前から散々言われている
「最近の若者~をしなくなった、買わなくなった」論。
ファッションもその対象に挙がっていた記憶がありますが、
果たしてそうなのでしょうか。
恐らくそんなには長時間ではないでしょうし
他にも東京で色々訪れたい場所があるであろう
修学旅行の自由時間を
原宿のショップ巡りに費やす高校生達を見ていると、
(しかもオシャレが大好き!というような
一部の特殊な高校生ではなく、
ごく普通のどこにでもいる高校生が殆ど)
最近の若者がファッションに興味が無くなったとは
思えません。
ファッションに使う金額は以前よりも減っているのかもしれませんが、
若者のオシャレをしたい
気持ち自体に変化は無い
ように感じました。
※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。