こんにちは。
生まれて初めてのアルバイトはユニクロだった
ファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。
先々週からなんとなく始めたユニクロのチラシ分析。
2014年10月10日
山田耕史のファッションブログ: デザインは毎週変わる?ユニクロチラシ定点観測中。
2014年10月3日
山田耕史のファッションブログ: ユニクロの叡智が詰まったチラシの秘密。
今回が3回目です。
・機能性とファッション性をしっかり訴求
こちらが本日(2014年10月17日)配信のスマホチラシの表面。
(そう言えば新聞折込と内容は違うんですかね?)
今回は
「新作満載特別号!」
と銘打っています。
メイン打ち出しアイテムは先々週と同じくウルトラライトダウン。
先々週と同じく機能性の訴求がされています。
先々週との違いは口コミ情報が無い事。
機能性訴求のみとなっています。
今季のニューアイテム、アルミプリントもしっかりと機能訴求。
同じく表面で打ち出されているスウェット。
こちらは
「タウンでもレジャーでも着回し自在で大活躍!」
とファッション性をアピール。
「V字ガゼット」や「ウォッシュ加工」などディテールの説明がされています。
・充実したニットの素材解説が嬉しい
こちらは裏面。
「素材を厳選3大ニットが特別限定!」
とニット推し。
エクストラファインメリノは
「なめらかな100%天然素材」
ラムウールは
「ふんわりナチュラルな風合い」
ローゲージは
「ざっくり編みでも着心地軽やか」
と、一般客にはなかなかわかりにくいニットの素材や編地の特徴をアピールしています。
3種類ある事で違いが明快にアピール出来ていますし、
なによりもこの親切さは良いですね。
その他で目立ったのはジャケット×デニムコーディネイト。
デニムは赤耳などのディテール解説が充実。
先日キャンペーンが発表されたフリースも登場していました。
・一般消費者の視点に立った情報
今回のチラシで私が気に入ったのはニットの解説です。
メリノウールとラムウールの違いがわかる一般消費者は殆どいませんし、
ニットにゲージ数があるという事を知っている人も少ないでしょう。
手間と時間はかかりますが商品の良さを伝える為に
まず素材などのファッションの基礎情報を一般消費者に提供するという
ユニクロの姿勢は見習うべきだと感じました。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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