【このエントリのポイント】今まで服のスペックが軽視されすぎていた。
こんにちは。
子供の頃はカードダスに記載されていたモビルスーツの全高や重量を自然に暗記していた
ファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。
・久し振りに着たエアリズム
私は基本的に無印良品の下着を愛用しているのですが、
今朝服を着替える時に、以前買って殆ど着ていないユニクロのエアリズムの下着に
目が行ったので何の気なしに着てみることにしました。
久し振りにエアリズムを着てみると生地のスペック(性能)の高さ、
特に軽さと着心地の柔らかさ、そして生地の薄さに驚きました。
そこで気がついたのは
「今後服選びにおいてスペックが重要になってくるのではないか」
という事です。
・メンズではファッション性はそれほど重視されない
レディスに比べ、メンズファッションはデザインの制約が多いので
必然的にどこのブランド、ショップもほぼ同じアイテムの品揃えになってきます。
この季節のカジュアルウェアならシャツ、ポロシャツ、Tシャツ、
チノパンツ、ジーンズ、ショートパンツがあればまぁ事は足りるでしょう。
そのような少ないアイテム数の中で各ブランドは
素材やプリント、ディテールなどのファッション性で差別化を図ってきました。
ですが、そのファッション性を重視する人が今、どれくらいいるのでしょう?
少数の愛好家はいるでしょうが、
世の男性は「普通に着られたらいい」
「TPOに合わせた恥ずかしくない服ならそれでいい」
というように、ファッション性に対しては
消極的な姿勢の人が多いのではないかと感じています。
・男はスペックが好き
では、そんな男性を惹きつけるものはあるのか。
私は「スペック」だと思います。
インターネットを眺めてみると多くの男性がスペックについて
語り、論じ、喧嘩までしています。
自動車や家電などの工業製品からガンダムのモビルスーツといった
物語中の架空のものまでがその対象になります。
ファッションアイテムについても同様で
ディテールひとつで価格が大幅に上下する
ジーンズやミリタリーなどのヴィンテージアイテムや
ハイテク素材を用いたアウトドアウェアなど、
ファッション性ではなくスペックを軸に語られるファッションアイテムは
少なくありません。
・服選びの軸がスペックに
私は下着を中心にシャツやTシャツ、ジーンズといった
デイリーなカジュアルウェアもいずれはスペックを軸に選ぶようになると考えています。
一部そのような比較をウリにした雑誌はありますが、
現状のファッションインターネット通販ではなかなか伝えきれていません。
もともとインターネットはそのようなスペックを表現するのに
適したメディアだと思います。
価格コムの家電ように服のスペックが並んでいてそこから
重量、ストレッチ性能、生地の薄さといった項目を基準に服を選ぶ、なんてサイトが
そのうち登場するのではないかと思います。
というか登場して欲しいです。
ベーシックなオックスフォードシャツなんかが
スペックで選べたら素敵だなーと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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