こんにちは。完全に太ったと思って体重計に乗ったらむしろ体重が減っていたファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。

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当ブログでオススメしている誰にでも似合い、いつまでも着られる「普通の服」をまとめたサイトです。とりあえずこれを選んでおけば、まず間違いはないというアイテムだけを厳選してご紹介しています。
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去年(2017年8月)の記事で西友に売っている服は意外と馬鹿にできませんよ、ということをご紹介しました。

山田耕史のファッションブログ: まだ「西友で売ってる服はダサい」なんて思っているんですか?


今回はその続きでも書こうと思い、西友い行ったのですが、色々考えると西友はかなりの可能性を秘めたショップであることに気付きました。
・当たり!の商品もあるアウター
まずはアウターから。
紳士服売場の一番目立つ場所になったのがこちら。

お、なんだろう、と思ったらパッカブルのナイロンブルゾンでした。とても目を引くビジュアルですねぇ。前々職ではこんな企画を色々考えていたのが懐かしくなりました。
970円という低価格。ですが、やはり商品のクオリティはユニクロやワークマンと比べるとかなり劣ります。

こちらはコーチジャケット。こちらも素材感はチープなんですが、それが逆にメイドインUSA的な雰囲気を醸し出していました。色もベーシックでいい感じ。ビームスの商品に紛れ込んでいても違和感はなさそうです。

しかも撥水機能つき。これで2,770円はそこそこ良いと思いました。

こちらは防風撥水機能があるブルゾン。これも2,770円。カラーバリエーションは。オリーブ、黒、ベージュです。デザインもシンプルでいいのですが、やはりこれ系はどうしてもワークマンと比較してしまいますね。



こちらはショートモッズコート。モッズコートがトレンドアイテムだったのは10年弱くらい前だったでしょうか。かなり長い間人気が続いた息の長いトレンドアイテムでしたが、2018年の今は西友のベーシックアイテムとして並んでいます。これがマスに拡散しきった姿だと思います。

アウターはチープさを楽しめるアイテムならば買ってもよいかな、という感じです。
・インナーはクオリティがいまひとつ
ユニクロと比べるのは酷ですが、やはり消費者視点ではユニクロと比べてしまいますね。ギンガムチェックのオックスフォードシャツなど、ユニクロにはないアイテムがあり、クオリティがそこそこなら買ってもよいかなと思うのですが、やはりちょっと購入がためらわれるクオリティです。

相当前のトレンドデザインである配色シャツ。店頭で売っているのは久し振りに見ましたね。

シャツに比べるとカットソーはクオリティがあまり気になりません。こちらは色、ボーダー柄の幅ともにベーシックでいい感じ。

「ハバグッデイ!」

???
これ、どういう意図でどういう層をイメージしてデザインされたんでしょ…。謎です。
・西友はダッドファッションの宝庫!
と、ここまでは「普通の視点」で西友の服を見てきましたが、ちょっと視点を変えてみましょう。
最近のファッション界で一番注目を集めているキーワードと言えば、「ダッド(オジサン風)」。
特に当ブログでも何度か取り上げてきたダッドスニーカーは大人気。

山田耕史のファッションブログ: YEEZY Runnerのデザインの元ネタ、ダンロップ説。

山田耕史のファッションブログ: 【グッチも】やっぱり今一番イケてるスニーカーはダンロップ説。【バレンシアガも】

山田耕史のファッションブログ: やっぱり世界一オシャレなスニーカーは「ダンロップ」である明確な理由。
今や出していないブランドは無いと言ってもいいくらい拡大しており、そのトレンドはレディスにも波及しています。

【ELLE】セレブも愛用中の“ダッドスニーカー”とは?|スニーカー戦線異状あり! いま買うなら、断然“ダッドスニーカー”|エル・オンライン

2018年はこれっしょ!今みんなが欲しがるスニーカー【ダッドスニーカー】って何!?-STYLE HAUS(スタイルハウス)
靴の次は服、ということでダッドスニーカーが流行ったのなら次はダッドファッションも流行るのではないでしょうか。
また、以前からのトレンドである「ブランドロゴ」も引き続き大人気です。
西友には「ダッドファッション」「ブランドロゴ」の要素を兼ね揃えた商品が盛り沢山です。
こちらは90年代に一世を風靡したイギリスの帽子ブランド、カンゴールのブルゾン。

こちらはアーノルド・パーマー。ゴルフブランドですね。お父さんの靴下のロゴ、というイメージが強い人も多いでしょう。かなり「ダッド」感がありますね。

靴下といえばマンシング。こちらも元々はゴルフブランドです。

また、「ラルフローレンじゃない」ポロの靴下もあります。ここらへんもいい感じの「ダッド」加減ではないでしょうか。

・ダッドを超えた、「グランパ」ファッションは来るのか?
また、西友にはダッドを超えた、「グランパ(おじいちゃん)ファッション」的商品もあります。
グランパ、と言ってもグランパシャツで知られる軍モノのスリーピングウェアの類ではありません。
チェコ軍 グランパシャツ デッドストック :¥ 5,292
(価格は記事執筆時のものです)

スウェーデン軍タイプ グランパシャツ : ¥ 3,456
(価格は記事執筆時のものです)

西友に限らず、こういった量販店の品揃えには欠かせないおじいちゃん向け衣料です。
グリーンやピンク、ライトグレーといった、淡いカラーが特徴。

調べてみたら、グランパファッションの代表ブランド、トロイブロスの商品はAmazonにもありました。
TROYBROS 撥水加工 裏メッシュジャケット :¥ 5,400
(価格は記事執筆時のものです)

TROYBROS 裏地付き 中綿 前開き ベスト :¥ 5,292
(価格は記事執筆時のものです)

TROYBROS 裏起毛 ハーフジップ トレーナー 2色組 :¥ 6,458
(価格は記事執筆時のものです)

・たった10年で、ファッションはこんなに変わった
今や何がトレンドになるのかわからない時代です。
例えばエディ・スリマンによるディオールオムが大流行していたの10年ちょっと前。
スキニーパンツ全盛でシルエットはスリム一辺倒。ライダースジャケットなどの攻撃的なファッションが中心でした。
その10年後に、こんな人が世界のファッションリーダーになると予想した人がいたでしょうか。
たった10年ちょっとで、ファッションはこれだけ変化しました。
こう考えると、グランパファッションがトレンドになる日が来る可能性もゼロではないと思っています。
というのは半ば冗談(半ば真面目)ですが。
西友のような、普段行き慣れていないなにがあるのかわからないお店をディグる(掘る)のも楽しいですよ。
最後までご覧いただきありがとうございました!

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