こんにちは。自分が着たい・似合う服が簡単に選べる「ファッションのトリセツ」を製作中の 山田耕史(@yamada0221)です。
普通の40代以上ためのメンズカジュアルファッションマニュアル|山田耕史|note
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・自分の体型は完璧じゃない
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既にこのポパイをネタに2つの記事を書きましたが、まだまだご紹介したいことがあります。
オシャレになりたいんじゃない。「さりげなくありたい」んです。|山田耕史のファッションブログ
永遠の憧れミニマリスト。なりたいけどなれない、いや、実はなりたくない?|山田耕史のファッションブログ
それは最近ZOZOSUITでも話題の「服のサイジング」について。
ユナイテッドアローズの立ち上げメンバーのひとりで、僕も大好きなショップのディストリクトのバイイングも行う栗野宏文さんが、「オーダーメイドの服について。」という項目でこう語られています。
オーダーメイドで洋服を仕立ててもらったことはありますが、僕は既製服のほうが圧倒的に好きです。自分の体型って別に完璧なわけではないから、それに合わせて作っても美しいものはできないと思うのです。その点で、既成品は黄金のバランスでできているからとても美しい。
ほぉ!この発想はありませんでしたね。なるほど、と思いました。
・僕がZOZOUSUITを使っていない理由
実は僕はZOZOSUITをまだ使っていません。というか届いて袋から出してすらいません。ZOZOSUITが発表されたときはかなりテンションが上って期待もしていたのですが、よくよく考えると自分の体にぴったりのサイズの服って別に必要としていないな、ということに気付いたのです。
オーダーメイドの服といっても、色々あります。例えば、1着50万円以上するイタリアの一流テーラーで誂えたフルオーダーメイドのジャケットを着ていると、全くのノーストレスでキャッチボールができるくらいの着心地の良さだそうです。
もちろん僕は一流テーラーでオーダーメイドの服を作った経験なんてありませんが、一流テーラーの着心地の良さは服がその人の身体のサイズにぴったりであることだけでなく、縫製やアイロンの技術の高さも大きく影響しているのだと思います。
僕も一応服飾専門学校でデザインとパターンの勉強をしていて、一通りの服は作った経験があるのでわかるのですが、ジャケットはアイロンの技術によって出来がかなり左右されるのです。
主にジャケットに用いられるウール素材は、アイロンをかけることでまるで粘土のように伸びたり縮んだりします。テーラードジャケットをつくるときに一番難しいのは袖の縫い付けです。見栄え良く、腕が動きやすくなるように袖にアイロンをかけて見頃(胴体)に縫い付けるのですが、これが難しいのです。うまく行かず、何度もやり直した記憶があります。
おそらく、一流テーラーはパターンだけでなく、アイロンや縫製の技術が非常に高いので、前述のような着心地の良いジャケットをつくることができるのだと思います。
もし、ZOZOSUITで計測したデータでつくったジャケットが一流テーラーと同じような着心地なら僕も喜んで買うのですが、ZOZOのジャケットは自分の身体にぴったりサイズであるだけでしょう。
というか、GUのカットソー素材のジャケットならノーストレスとまではいかなくても、かなりストレスなくキャッチボールできそうですが。
・そもそもジャストサイズとは?
冒頭にご紹介した栗野さんの言葉のように、自分の体にぴったりサイズの服を着て格好良くなる人はそんなに多くないでしょう。
また、バランスの良い身体の人でも、そのバランスでつくった服を自分が着て格好良いと思えるかどうかまたわかりません。
自分の好みのサイジングなんて時代によっても変わりますし、下手したら日や時間によっても変わります。朝、着る服を決めたときには納得していたサイジングも、ふとした瞬間に鏡に写った自分の格好を見て「なんか違うなー」と思ってしまうことは誰にでもあると思います。
なので、僕は当ブログでもサイジングに関してあまり言及していません。そもそも僕が日本人男性の標準的な体型をしている訳でもありませんし、僕と同じ体型の人がいたとしても好みのサイジングも同じとは限らないからです。
座談会(雑誌で振り返る、おじさんたちの90年代ファッション座談会〜前編〜FACY・「自分に似合う服ってなに?」居酒屋で聞いた、おじさんたちのファッ...FACY)でもお馴染みの、僕のお友達の齋藤さんはジャストサイズという言葉に対してこのように述べられています。(ちなみに、ツイートを引用させていただいているやまだ(仮名)さんは僕ではありません笑)
ジャストサイズなんていうものは架空の存在だということに、この世で僕以外は誰も気づいていない。— 齋藤 (@saito_d) 2018年9月11日
服のサイズ感は個人差がものすごくありますよね— やまだ(仮名) (@wms) 2018年9月11日
そうなんですよね。完全なオーダーメイドだって、テーラーによって違うならばジャストサイズになるとは限らないと思います。— 齋藤 (@saito_d) 2018年9月11日
「ジャストサイズ」というこの世に存在しないものを前提に語るからファッションとやらは話がややこしくなる。ネッシーの料理法を必死で考えてるようなものだ。— 齋藤 (@saito_d) 2018年9月12日
僕は「ジャストサイズの定義が明記された資料など一切存在しない」と言ってるんだから、反論する人は文献なり資料なり論文なり何かしらのエビデンスを見せなさいっての! せめてメンズクラブでも出してきて!プンスカ— 齋藤 (@saito_d) 2018年9月12日
確かに、「じゃあジャストサイズってどんなサイズ?」と聞かれたら、答えられませんもんね。答えられる方がいらっしゃったら、是非答えを教えていただきたいです。
・試着するしかない
なので、サイジングに関しては実際に試着して自分の好みに合うサイズの服を見つけるしか方法はないと思います。かといって、お店に行ってたくさんの服を試着するのってなかなか大変ですよね。
そういったときに便利なのがAmazonの返品送料無料。特にAmazonに出店している大手セレクトショップはほとんどの商品が返品送料無料ですし、それ以外にも返品送料無料の商品はたくさんあります。
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こういったサービスを利用して試着しまくれば、自分の好みのサイジングなどがわかってくると思います。もちろん時間がある人は是非お店に。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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