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ニューバランスブームの終わりの始まり。



手の甲の肌荒れからウィルスが入り、

手がパンパンに腫れてしまった山田です。

ウィルスって怖いですね。

こんにちは。








ニューバランス、流行ってますね。

昨年末にはこんな記事もありましたし、

女性殺到!広がる「ニューバランス」ブーム | 企業戦略 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

先日私がニューバランスに関して書いたエントリにも

山田耕史のファッションブログ: ニューバランスのスニーカーがヒットした本当の理由。

かなりのアクセス数があり、

ニューバランス人気の高さを実感しました。

そして今週月曜日の繊研新聞の一面にはこんな記事が。



が。

先日あるニュースを見て、

「もうニューバランスブームも長くはないな」

と思いました。

それはこちら。

ニューバランスのML574やWR996から、ネオン&ヴィンテージカラーの新作スニーカー | ニュース - ファッションプレス

2014年7月発売のニューバランスの新作スニーカーに関するニュースなのですが、

私がニューバランスブームの終わりを感じたのはこのアイテムを見たからです。


画像引用元:http://www.fashion-press.net/news/11310

何と言うかこのABCマート感、

いや、東京靴流通センター感と言う方が適当でしょうか。


元々無地でシンプルなデザインが多いニューバランス。

そのシンプルさも今のブームの一因になっていると思います。

しかし、そのシンプルさは顧客層の広がりを阻む要因でもあったと思います。

このガーリーな花柄デザインには

現在大学生以上が中心と思われるニューバランスの顧客層を

女子高校生、中学生にまで広げようする企画の意図を感じますが、

そこまでニューバランスの顧客層が広がると

ニューバランスに(特にニューバランスのブランドに)ファッション性を感じている人は

ニューバランスから離れて行くのではないでしょうか。

単純に言うと

「ダサい奴が履いているのと同じ靴は履きたくない」

という心理です。

山田耕史のファッションブログ: 小学生のスニーカーで感じたライセンスビジネスの難しさ。

以前私はこちらのエントリで

お気に入りのチャンピオンのライダースジャケットが

小学生のスニーカーとカブってショックを受けた事を書きましたが、

このように

「他人とカブる危険性」という事は

ファッションには常に付き纏う永遠の問題です。

現に、私の知り合い(かなりオシャレなファッション業界人)も

「あまりに履いている人が多過ぎてもうニューバランスは履けない」と話していましたし、

5年程前はニューバランスをかなり愛用していた私も

最近ニューバランスを履く事はかなり少なくなりました。


以前、松本人志が漫才ブーム終焉直後当時の漫才人気の凋落っぷりについて

「流行っていてものはその流行が終わると一番ダサいものと見なされる」

というような発言をしていましたが、

これはファッションについても同じ事が言えるでしょう。

ファッションのブームは芸能人のブームよりも流行の始まりと終わりが明確ではないので

人気がなくなっていくのは徐々に、でしょうが

ブームには必ず終わりは来ます。

「オシャレに見られたいから」という理由で

ファッションアイテムを買う場合はその賞味期限を意識すると

買い物の失敗が少なくなるかもしれません。







※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。