こんにちは。今月中にこのブログで始めることが決まった新しい企画が楽しみなファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。
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<オススメ人気過去記事>
ファッションなんてカンタンです。ダサい服を着なければいいのです。
シューズやバッグはAmazonで。メリットありまくりです。
・歳を取ると服が似合わなくなる問題
ご好評をいただいている座談会の記事。
「自分に似合う服ってなに?」居酒屋で聞いた、おじさんたちのファッション論〜前編〜 | FACY
座談会の序盤で 若いときに着ていた服が似合わなくなる、という話題がありました。
その中の、井本さんの発言をいくつか抜粋します。
単にそれまで着ていた服が加齢で似合わなくなるっていうのもある。僕はさっき話したアタッチメントの黒いジャケットが、ある日急に似合わなくなった。
僕が高校3年のときに買った「THE NINE HEADS」のブルゾン。すごく気に入って20代半ばくらいまでずっと着てたけど、今は全然似合わない。
シルエットも細身とはいってもそこまで時代性が強いわけではないし。なのに今着るとその似合わなさに驚く。髪型もあるかも知れませんけど、たぶん自分の肌とか肉体のハリとかの変化だと思う。人生で一番袖を通すほど愛用してた服が似合わなくなるっていうのはかなり衝撃ですよ。
この内容は僕も深く同意しています。
座談会でも話していますが、10代、20代の若い頃は普通の服に見向きもしておらず、デザイナーブランドなどの個性的な服を好んで着ていました。
ですが、37歳のアラフォーになった今、個性的な服を着ることに違和感を感じるようになりました。
今でも個性的な服を着ることはありますし、その楽しさは変わりませんが、個性的な服だけのコーディネートすることはなくなり、ベーシックなデザインの服と組み合わせて着ることが多くなりました。
これはなぜか。
もしかしたら自分に個性が出てきたからではないでしょうか。
たいていの人は若い頃は痩せていて(僕は20代の頃のほうが太っていましたが笑)、肌や髪の艶もあります。
極端な例を挙げると、若い人はマネキンに近いのではないかと思います。服が似合わないマネキンはいません。マネキンはどんな個性が強い服だって着こなしてしまいます。ですが、マネキン自体に個性はありません。
・加齢によって生まれる個性
生まれたばかりの赤ちゃんはどの子を見ても同じような顔です。僕も自分の子供が生まれて病院の新生児室に見に行っても、ベッドのネームプレートを確認しないとどれが自分の子供かわかりませんでした。
ですが、徐々にひとりひとりの顔に個性が出てきます。生まれて数ヶ月も経つと、その子らしさがはっきりとしてきます。
歳を取れば取るほど、外見的な個性は強くなります。内面的な個性も外見的な個性に影響を与えているでしょう。
肌の質感、髪の量や艶、姿勢など様々な点でその人自身の個性が強くなっていきます。
人自身の個性が服の個性と噛み合わなくなるのが、若い頃に着ていた服が似合わなくなる、という現象なのではないでしょうか。
・大人の服の楽しみかた
37歳。まだまだ若造といえば若造ですが、色々な経験を通して少しは僕も個性を手に入れられたのでしょう。なのでコムデギャルソンのような個性が強い服で全身コーディネートすることに違和感を覚えるようになったんだと思います。
そんな僕が今、よく着るようになっているのが「普通の服」です。
シンプルなデザインのシャツやチノパンツ。ベーシックな靴。そんな普通の服なら人の個性とぶつかり合うことはありません。
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ですが、普通の服ばかりではつまらないと思うこともあるでしょう。
そんなときは、自分の好きなものを1つだけ取り入れることを試してみてください。
僕のように、普通の服を中心としたコーディネートに1点だけコムデギャルソンのような個性的な服を取り入れたり、アウトドアが好きならアウトドアのアウター、音楽が好きならバンドTシャツなど、普通の服をベースに、自分の好きなものや趣味に関連した要素を取り入れることが、自分の個性を活かした大人の服の楽しみかたのひとつだと思います。
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